ベートーヴェン、ショパン…絶対に聴いたことがあるクラシック名曲の誕生ストーリー3選
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ベートーヴェン、ショパン…絶対に聴いたことがあるクラシック名曲の誕生ストーリー3選

クラシック音楽は敷居が高い!ーそう思っている方はいらっしゃいませんか?それはちょっとした思い込みかもしれません。


 今回のnoteでは「曲名はなんとなく知ってる」とか「このメロディ知ってる」という《どこかで絶対聴いたことがある あのクラシック名曲》の知っているとちょっと嬉しい誕生ストーリーをご紹介します!作品の裏側に隠れているストーリーを知ると、曲の聴こえ方も違ってきます😊

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♬ダダダダ―ン で知られる名曲!タイトルの由来は?

●ベートーヴェン:「運命」(交響曲第5番ハ短調 作品67)

曲の冒頭の「ソソソミー! ファファファレー!(いわゆる「ダダダダーン」ですね)」は、いつ聞いてもはっとしますね。最近ではTBS系ドラマ「天国と地獄」(主演:綾瀬はるか、高橋一生)の中で何度も流れていたので、このテーマが頭から離れなくなったという方もいらっしゃるのでは?

古今東西のクラシック音楽の中でも、特に日本でその代名詞にように知られているのが楽聖ベートーヴェンの「交響曲第5番ハ短調<運命>」であることは間違いないでしょう。日本では「運命」または「運命交響曲」という名称で知られているこの曲、これは通称であってベートーヴェン自身による正式な命名ではないということはご存じでしょうか?

この曲が「運命」と呼ばれるのは、ベートーヴェンの弟子が師の没後に「ベートーヴェンはこの冒頭のテーマに対し、<運命はこのように(ダダダダーンと)扉をたたく>と答えた」と言ったことに由来します。その真偽はさておき、このテーマの楽譜を見てください。「ダダダダーン」が2回繰り返されているのがわかりますね。しかしよく見ると……1回目の「ダダダダーン」と2回目の「ダダダダーン」、ちょっと違うのがわかりますか? そう、2回目のは1小節多くなっています。

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聴いてているだけだとわからないかもしれませんが、2回目のほうが長く伸ばす感じですね。どちらもフェルマータ(音を長く伸ばすという記号)で音が伸びていますから、どちらも同じ書き方でもよかったと思うのが凡人なのでしょうか(笑)。これこそがベートーヴェンは天才だったことの証左といえるかもしれません。ぜひいろいろな演奏で聴き比べてみてくださいね。


♬愛犬の愛くるしい姿が浮かびます

●ショパン:子犬のワルツ(ワルツ変ニ長調 作品64-1)

ポーランド生まれの“ピアノの詩人”と呼ばれるフレデリック・ショパン。21歳の頃、ウィーンを中心に活動したショパンは、22曲のワルツを作曲していますが、優美で抒情的な作風に特徴があり、人気があります。その作品の中でも最も有名なワルツは「子犬のワルツ」という愛称を持つ作品です。

ショパンの恋人ジョルジュ・サンドが飼っていた犬が、自分のしっぽを追ってグルグルと廻るさまをあらわした曲と言われています。

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おもしろいことに、「子犬のワルツ」より少し前には「猫のワルツ」という曲も書かれているのはご存じですか? もちろんこれも俗称ですが、原題は「華麗なるワルツ(ワルツ第4番)作品34-3」。こちらは猫が鍵盤の上に飛び上がってぐるぐる回るさまをあらわしているといわれています。どちらも2分足らずであっという間に終わってしまいますが、そのコンパクトさも素敵です。

♬華やかなフレーズは自身の‘愛の喜び’から♡

●クライスラー:愛の喜び(Liebesfreud)

クライスラーという名前を知らなくても、このイントロを耳にすれば“ああ、これね!”と思われる方が多いのではないでしょうか。

フリッツ・クライスラーは今世紀前半を代表する大バイオリニストであるとともに、バイオリンのための珠玉のような小品を数多く残しました。1875年にウィーンで生まれ、3歳からヴァイオリンを習い始め、7歳でウィーン高等音楽院に入学、10歳で卒業、その後パリ高等音楽院に入学し、12歳で首席卒業、13歳でアメリカで初演奏会を開き大成功……ため息が出ますね。世界にはこんな天才がいるのですねぇ…。

もっとも、そんな天才もウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の入団試験に落とされたという痛い経験もあったとか。もっともそのおかげで多くのヴァイオリンのための名曲が残ったことを考えると、それも怪我の功名かも(笑)。


 ヴァイオリンとピアノのために書かれたこの「愛の喜び」は、「愛の悲しみ」「美しきロスマリン」とあわせ、「ウィーン古典舞曲集」と呼ばれる三部作のひとつです。3曲の中でももっとも有名なこの曲は、アメリカからヨーロッパに戻る客船の中で出会ったアメリカ人ハリエット・リースと結婚して幸福の絶頂にいた時代に作曲されました。まさに喜びにあふれた、華やかな曲ですよね。

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1曲でも気に入った曲があったならばうれしいです。

ここをスタート地点としてぜひクラシックの世界へ足を踏み入れてみてください。聴いても聴いても一生聞き終わらないほど、宝物のような曲たちが皆さんを待っています!

▼クラシック初心者も楽しめるプレイリスト公開♬



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